一枚から作るオリジナルTシャツは生地素材から選ぼう

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オリジナルTシャツを一枚から作る場合、生地素材の選び方で出来上がりの印象は変わります。また、それぞれに肌触りも違うので、着た時の感じ方や好みも変化します。生地素材は大きく分けると2種類です。一つはカットソーであり、もう一つが布帛と呼ばれるものです。さらにはオリジナルTシャツに使用される糸にも種類があります。それぞれに重さや太さも違うので、たとえ一枚のオリジナルTシャツを作るにしても、それぞれの違いを理解したうえで発注したほうが、より自分の思い通りのものが仕上がってきます。

生地素材の織り方と特徴

一つ目の種類であるカットソーは、切断という意味を持つカットと、縫うという意味のソーという言葉で成り立っており、生地を切断して縫い合わせたことを表しています。この生地は9種類あります。天竺は基本的な横編みでできており、編地は薄く、表裏での網目模様が違う表情を見せています。フライスは横編みの一つであり、横方向への伸縮性に優れています。この他にも裏起毛や鹿の子、ワッフルといった生地が良く知られています。
二つ目の種類は布帛ですが、これは縦糸と横糸を交差させて作られた編み物で、伸縮性があまりないかわりに、何度使用しても型崩れが起きにくいという特徴を持っています。また、糸と糸との間隔があまりないために、通気性も低くなっています。この生地には3種類あり、平織りと綾織り、朱子織です。平織りは摩擦と耐久性に優れており、綾織は平織りに比べて密度が高く、生地を厚くすることができます。最後の朱子織は光沢があり、生地が厚くても柔らかいという特徴を持っています。

生地の選び方

オリジナルTシャツを作る時には、生地の選び方からすると、より自分のイメージに近いものを作ることができます。一般的によく使われているのは綿です。これは通気性や保温性に優れており、夏は涼しく冬は暖かく過ごすことができます。また、肌触りがよくて静電気が起きにくいという特徴も持っています。
ポリエステルも良く使われています。この素材は摩擦に強いために、何度洗濯をしても丈夫で、長持ちして耐久性にも優れています。あまり吸湿しないので、洗濯後の乾きが早いという良さがあります。綿に比べると肌触りがさらりとしており、ハリがあって型崩れしづらいのも特徴の一つです。
この他、混紡と呼ばれるものもあります。綿にポリエステルなど他の素材を組み合わせたもので、それぞれの長所を取り入れた素材となっています。そのため、強くてシワになりにくいです。しかも乾きやすいというポリエステルの特徴を持ちながら、肌触りが良くてしかも涼しいという綿の特徴を併せ持っています。
どんな時に着るのかで、生地選びは違ってきます。たとえば室内での着用だけならば柔らかな肌触りの綿が良いでしょう。しかし、運動時に着るのならば、通気性に優れたポリエステルを選びます。また、誰かへのプレゼント用ならば、少し高級感があったほうが良いですから、厚めで光沢感のある生地にします。生地素材を選ぶ際はその素材や織り方なども含めて検討すれば、より良いTシャツが出来上がります。

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