業者にオーダーしてオリジナルTシャツを作ろうと思ったときに、インクジェットプリントなら一枚から作ることができます。シルクスクリーンで作る場合は、一色につき一枚の版が必要になりますが、インクジェットなら版が不要です。さらに少量の注文が出来るので、余分に印刷することなくほしい量だけ注文できて、コストを安く抑えることができます。また、一枚ずつの色違いやデザイン違いの様々なTシャツを作ることも可能です。フルカラーで印刷をしたいときにも便利です。これも製版する必要がないというメリットのうちの一つです。
各印刷方法の相違
インクジェットプリントはわざわざ版を起こす必要がないことが最大の特徴ですが、対するシルクスクリーンプリントの場合は、色ごとに版を作らなければなりません。インクジェットのように版が必要ないということは、何色使って印刷しても値段が変わらないということであると言えます。さらに高精細な写真や色数が多いフルカラーのデザインのものも簡単に作ることが可能です。
シルクスクリーンは大量印刷に向いていて、インクジェットは一枚だけの印刷に向いているのも相違の一つです。色の発色に関してはどちらもあまり相違はありません。インクジェットの場合はホワイトインクを使えるという魅力があります。
ホワイトインクを使って鮮やかさを表現
ホワイトインクを使うことで、得られるメリットは白以外の色を鮮やかに引き立てることができるという点にあります。例えば、普通生成りなどのTシャツに印刷を行う場合、本来白であってほしい部分に生地の色が出てしまいます。しかし、ここがホワイトインクによってきれいな白色になると、隣にある赤色や黄色などの色とのコントラストがよりはっきりと表現されるようになります。この効果を最大限に利用しようと思ったら、オリジナルTシャツの生地色は白ではなく、淡い色を選んだほうが良いです。生地色と白色、そして他の色との違いがはっきりとします。
白色のTシャツは魅力的ですが、デザインを施すのならやはり生地色は淡い色を選んだほうが良いです。なお、生地の色をそのまま白色として使うのもそれはそれで決して悪くはない方法です。白色と他の色との相違はあまり出ませんが、ビンテージ物のような味わいが出てきますので、ホワイトインクのあるなしの二種類を楽しむこともできます。